土地の売却を検討している方のなかには、土地の評価額について知りたい方もいるかと思います。
ここではそんな方に向けて、評価額とはそもそもどのようなもので、土地の価格はどのように評価されているのかや、土地の5つの評価額の特徴についてご紹介していきます。
土地の売却を検討している方の、少しでも参考になれば幸いです。
土地の評価額とは何？どのように評価されているのか
評価額とは実勢価格と公示価格と基準地価、相続税路線価と固定資産税評価額の5種類のことで、一物五価と呼ばれています。
土地の評価方法とは1つの土地に対して5つの種類で評価され、この評価を基準に売却相場は出されています。
そして5つの評価額は公示価格を基準として算出でき、これは売却相場の参考となります。
また5つの評価額に不動産鑑定評価額をくわえて、一物六価と呼ぶ場合もあるようです。
土地の5つの評価額の特徴とは
土地の5つの評価額の特徴における、それぞれの目的や違いは次のとおりです。
実勢価格とは、公的機関が発表するのではなく実際に取引された価格のことで、実勢価格は需要が多ければ上がり供給が多ければ下がるなど景気によって大きく変動します。
公示価格とは、毎年1月1日時点での標準値1㎡あたりの地価を国土交通省が算定する価格のことで、その目的は適正な地価形成です。
基準地価とは、各都道府県が基準値に選んだ土地の1㎡あたりの地価のことで、その目的は公示地価と同様に土地の売買や補償額を計算する際の価格指標とすることです。
相続税路線価とは、毎年1月1日の評価額を国税庁が調査して7月に財産評価基準書上で公表する評価額のことです。
目的は、土地の相続や贈与によって発生する相続税や贈与税を計算することです。
固定資産税評価額とは、不動産にかかる税金のうち相続税以外の固定資産税と都市計画税、登録免許税と不動産取得税の税額を算出する目的で市区町村が定めた価格のことです。
土地の5つの評価額それぞれの調べ方とは
土地の5つの評価額それぞれの調べ方は、以下のとおりです。
実勢価格は国土交通省運営のレインズマーケットインフォメーションで調べることが可能です。
公示価格は、国土交通省運営の土地総合情報システム機関の公示地価都道府県地価調査で調べられます。
基準地価は、国土交通省運営の土地総合情報システムで調べることが可能です。
固定資産税評価額は、固定資産税の納税通知書や不動産物件の価値を証明する書類である固定資産評価証明書を取得することで確認できます。
相続税路線価は、国税庁運営のサイトである路線図と評価倍率表にて調べられます。
また路線価図に書かれている40Cは40千円を意味しており、1㎡あたりの相続税評価額は4万円となります。
そして4万円×100㎡＝400万円の計算方法で基本的評価額は算出できます。
まとめ
土地の評価額とは何でどう評価されるのか、5つの評価額の特徴と5つの評価額それぞれの調べ方についてご紹介してきました。
土地の5つの評価額には実勢価格と公示価格と基準地価、相続税路線価と固定資産税評価額があります。
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